特集

2026/01/23
2026年一発目のぴぴりのイチ推し!は、アクセス数ランキングをお届けします!
本記事では、ランキング記事前編として、過去1年間(2024年12月〜2025年11月)に公開された21本の記事の中から、特にアクセス数が多かったものをランキング形式でご紹介して、昨年のぴぴりのイチ推し!記事を振り返りたいと思います。
また、ランキング記事後編では、今まで公開された全記事を対象とした2025年のアクセス数ランキングと、担当者のおすすめ記事をご紹介します。
それでは、早速ランキングで昨年のぴぴりのイチ推し!を振り返ってみましょう!
(集計期間:2024年12月1日〜2025年11月30日)
第5位 動物に心はあるか?【東大生ライターが岡ノ谷 一夫先生の講義を紹介】(「動物に心があるか」岡ノ谷一夫先生)
講義動画はこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_5793/ コラムはこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/pipili25_25_2021_friday_okanoya/
動物にも感情や時間感覚があったり、コミュニケーションをとっていたりしそうだというのは想像には易いですが、それを科学的に証明するのは簡単ではないようです。何より、生物によってその方法や特徴は様々です。タイトルの通り、動物に「心」があるのか、という問いに対し生物心理学や動物行動学などと呼ばれる学問の立場で科学的な答えを探っていくのが、こちらの講義・記事のテーマです。様々な実験の様子が紹介されており、見ているだけで実験に参加したようで面白い点も魅力の一つです。
第4位 あなたはふだん文章の「声」を読んでいますか?(阿部 公彦先生講義動画紹介)
講義動画はこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_5801/ コラムはこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/pipili25_2021_friday_abe/ 
講義で紹介される「らくがき式」では、文章につっこみなどを書き込みながら本を読んでいきます。文章や言葉選びの特徴についてより深く考えられるこの手法を、記事でもご紹介しています。普段は無意識で聞いている文章の「声」が、「らくがき式」で読むと可視化され、より深く理解できるそう。現代文が苦手だった中学生時代の私に教えてあげたいものです。また、東大の祝辞を読み解くというのも、東大の講義ならではで、おすすめポイントです。
第3位 動物を殺すことは罪か?民俗学から考える(「民俗学から考える動物の恵みと供養」菅豊先生)
講義動画はこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_4537/ コラムはこちらから:http://tv.he.u-tokyo.ac.jp/pipili25_2014_koukaikouza_suga/ 
2025年は、「今年の漢字」が「熊」に選ばれたように、各地でクマの出没が話題となり、同時にクマの駆除も重要なトピックとなりました。害虫や鳥獣駆除のため、時には動物の命を奪ってしまうこともあります。また、食べるために動物を殺めるのも、避けられない行為と言えるかもしれません。そんな「動物を殺すこと」そして「動物を供養すること」について、民俗学の観点から考えるのが、この講義・記事のテーマです。特に2025年だからこそ、多くの人が改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。
第2位 光合成人間をつくる!ー研究とその応用における倫理(「植物と動物の融合から生じる研究と倫理の境界」松永幸大先生)
講義動画はこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_6028/ コラムはこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/pipili25_2022_koukaikouza_matsunaga/ 
光合成をするのは植物の特徴と言えますが、光合成をできる動物を創り出すという研究があることを、皆さんはご存じでしたか?動物が光合成をすれば、二酸化炭素を吸収して、太陽光からエネルギーを自給することもでき、環境問題の解決にもつながる可能性があるなど、夢のある話です。しかし、新たな生物を人工的に創り出すというのは、倫理的な面では様々な議論があります。光合成人間という非常にインパクトのある研究と、その周辺に存在する様々な問題について議論する講義を紹介したこちらの記事が、昨年のアクセス数第2位となりました。
第1位 環境で性別が変わる?性別の境界線を超える魚たちの世界(「オスとメスの境界を越える魚たち」大久保範聡先生)
講義動画はこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_6084/ コラムはこちらから:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/pipili25_2020_koukaikouza_ookubo/ 
タイトルの通り、性転換をしたり、そもそも性別をもたないといった魚たちについて紹介したこちらの講義・記事。成長の過程で勝手に性別が変わるというのはなかなか特殊に思えますが、1種類や2種類の魚に限った話ではありません。実は、皆さんの身近な魚もそうなのかも。どのようにして性別が変わるのか、そもそもなぜ性別が変わるのか。たくさんの魚たちの写真とともに学ぶことができ、まるで水族館に行った気分になれます(というか行きたくなります)。生き物の不思議に迫る、老若男女問わず楽しめる記事が第1位となりました。
2026年もぴぴりのイチ推し!をよろしくお願いいたします
ぴぴりのイチ推し!では、引き続き、東大TVで公開している、東京大学の講義・講演をご紹介し、東大で行われている研究や学問の魅力を多くの人に知ってもらうための記事を公開していきます。ぜひ、2026年もお楽しみください!
そして、UTokyo OCWの講義動画をご紹介している「だいふくちゃん通信」でもランキング記事をお届けしています。ぜひこちらもお楽しみください。
後編もお楽しみに!
【2025年ランキング記事はこちら】【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数ランキング!【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数ランキング!(この記事)【だいふくちゃん通信】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!(1月30日頃公開予定)【ぴぴりのイチ推し!】2025年アクセス数総合ランキング&おすすめ3選!(2月上旬公開予定)
【過去のランキング記事はこちら】2024年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2024年ぴぴりのイチ推しアクセス数ランキング2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング2022年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング
<文/おおさわ(東京大学学生サポーター)>
●他の講義紹介記事はこちらから読むことができます。
2026/01/20
UTokyo OCW/東大TVは「世界に東京大学の知を開放する」という理念のもと、2005年から教育コンテンツのオンライン公開に取り組んできました。
いまや大学に限らず、多様な主体が知を発信する時代となっています。こうした環境変化をふまえ、大学はオープンエデュケーションを通じて、社会にどのような学びを共有できるのかが問われています。さらに今日では、知を一方的に提供するだけでなく、学習者・市民・企業・教育機関が境界を越えて協働し、共創することが、オープンエデュケーションの新たな課題であるとともに、可能性となっています。
本シンポジウムでは、オープンエデュケーションの研究者、オンライン教育を基盤とする大学、教養教育動画を配信する企業、そして高等教育の研究者を招き、これまでの知の公開を振り返るとともに、知の共創を通じた次世代のオープンエデュケーションのあり方を展望します。
【日時】2026年3月12日(木)13:00-16:55
【会場】東京大学 本郷キャンパス ダイワハウス石橋信夫記念ホール(ダイワユビキタス学術研究館 3階)
【参加費】無料
【お申し込み】Googleフォームよりお申し込みください。申込締切:2026年3月9日/定員に達し次第締切申し込みフォームURL:https://forms.gle/AewazjkvCgMz1Pim8
【プログラム】以下敬称略※講演概要は登壇者提供
■開会挨拶(13:00-13:05)浅見 泰司(東京大学大学総合教育研究センター センター長)
■ 第一部 東京大学オープンエデュケーションの紹介(13:05-14:00)
佐藤 浩章(東京大学大学総合教育研究センター教授)蒋妍(東京大学大学総合教育研究センター助教)第一部では、東京大学が運営してきた「東大TV」と「UTokyo OCW」という二つのプラットフォームの、20年にわたる歩みを振り返ります。 専門スタッフも登壇し、著作権処理・撮影・映像編集といった実務の観点から、コンテンツ公開に至るまでのプロセスや、東京大学のオープンエデュケーションを支えてきた取り組みや工夫について語ります。 併せて、本年度にセンター内に新設された撮影スタジオの概要や、現在進行中のプラットフォーム全面リニューアルの取り組みについても紹介します。
■休憩(14:00-14:15)
■ 第二部 セッション1 OCWの潮流とこれからのオープンエデュケーション(14:15-15:20)
セッション1では、大学教育におけるオープンエデュケーションの原点と現在地を確認し、その意義を改めて捉え直します。そのうえで、これからの時代にふさわしい学びのデザインや、知の公開のあり方について展望します。
宮川繁(マサチューセッツ工科大学名誉教授)「OCW: 大学教育コンテンツのオープンアクセス」OCWは、大学の教育コンテンツにおける初のオープンアクセスモデルである。最初にそれを立ち上げたのはMITで、その後、東京大学が独自の特徴を持ったOCWを世界に提供した。
吉見俊哉(東京大学名誉教授)「大学は二度目の死を迎えているのか?-改めて考える大学教育の意義-」少子化、ICTの普及、生成AIの誕生、大学の制度疲労が進む中、大学はいま「二度目の死」を迎えているのか。大学史とメディア論の視点から、大学教育の公共的意義と再生の可能性を問い直す。
■第二部 セッション2 新しい時代の学びの実践例(15:20-16:20)
セッション2では、大学の枠組みを越えて展開される多様な学びの実践に目を向けます。ZEN大学、LIBERARY(リベラリー)、通信制大学という、既存の大学制度の内外で進行するこれらの取り組みは学びのあり方を大きく変えつつあります。実践者の視点から、これからの教育の可能性を考えます。
若山 正人(学校法人日本財団ドワンゴ学園ZEN大学 学長)「ZEN大学における取組 – 大規模完全オンライン大学での学び」2025年4月に開学したZEN大学は、完全オンラインの新しい大学である。開学に込めた狙いやカリキュラムのあり方とともに、第一期生の実像についても紹介する。
木村 見悟(KDDI株式会社・リベラリー法人事業リーダー)「新規事業としてのLIBERARY(リベラリー)の取り組みについて~リベラルアーツによる人財育成への想いと実践~」KDDIがなぜリベラルアーツによる人財育成サービス「LIBERARY(リベラリー)」を新規事業として立ち上げ、活動しているのか。その意義と実践について企業への導入事例・お客様の声と合わせてご紹介します。
澁川 幸加(中央大学特任助教)「通信制からみる学びのゲームチェンジャー」近年、通信制大学に進学する若年層が急増しています。本講演では、その歴史的変遷と事例をもとに、新たな学び方を切り拓くゲームチェンジャーたちの姿と、高等教育のこれからを描きます。
■休憩(16:20-16:25)
■第三部 総合討論(16:25-16:55)
第三部では、これまでの議論を踏まえて、大学、社会、企業の知が、どのように交差し共創されうるのかという問いを登壇者全員と掘り下げます。
■閉会(16:55)
【言語】日本語
【お問い合わせ】大学総合教育研究センター TL推進部門担当:湯浅 肇E-mail: ocw * he.u-tokyo.ac.jp ( * を@に直してください)
2023/05/22
いつも東大TVウェブサイトをご利用くださりありがとうございます。東大TVウェブサイトは、2023年5月22日にリニューアルいたしました。
リニューアルにより、URLが以下の通り変更となりました。旧:https://todai.tv/新:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/
*旧URLにアクセスされた場合は、自動的に新URLに転送(リダイレクト)されます。
お気に入り登録などされていた方は、お手数をおかけしますが、新URLでの再登録等をお願いいたします。
リニューアルの詳細
リニューアル後の東大TVは、大学総合教育研究センターが運営する UTokyo OCW のサイトと仕様が共通となりました。
トップページからは、任意のキーワードでコンテンツを検索できます。
おすすめキーワードもご活用ください。
条件を指定してコンテンツを検索するには、「動画を探す」メニューを使用します。
「イベント一覧から探す」では、イベント名からコンテンツを探すことができます。
最近開催されたものから順番にイベントが一覧で表示されますので、気になるイベントを探してみてください。「絞り込み」のボタンから、条件を絞り込むこともできます。
「分野から探す」では、動画を分野別に表示することができます。
「タグから探す」では、動画に付けられたタグから探すことができます。こちらは「中高生向け」の動画などを探すのにとても便利です。
「講師から探す」では、講師の先生のお名前を入力して検索するか、一覧リストから選択して検索することができます。
(ご登壇された先生が非常に多いため、気になる先生がいらっしゃる場合はお名前を入力して検索していただくのがおすすめです。)
「人気の動画」では、「アクセス数が多い動画」と「最近人気の動画」が表示されますので、「何か見てみようかな」という方はぜひこちらからアクセスしてみてください。
また、これまでになかった機能として、「マイリスト」機能が登場しました!
Googleアカウントを使用して、お気に入りのコンテンツを登録することができます。(東京大学の教職員の方は、UTokyo Accountを使用してログインすることもできます。)
各動画の右上に、「マイリストに追加」というボタンがあります。
マイリストへのログイン画面が表示されますので、画面の指示に従ってGoogleアカウントでログインしてください。(東大TVが利用者の方のGoogleアカウントの情報を取得・保存することはありません。)
気になったコンテンツをマイリストに登録しておけば、後からゆっくり見ることができますので、どうぞご活用ください!
横断検索サイト「UTokyo Online Education」のご紹介
また、東大TVのコンテンツだけでなく、大学総合教育研究センターが運営するUTokyo OCW・UTokyo MOOCのコンテンツを一括で横断検索することができるポータルサイトもオープンいたしました!
UTokyo Online Education
東大TVで気になった先生のお名前をUTokyo Online Educationで検索すると、先生の正規講義の講義資料や講義映像なども見られるかもしれません。
気になる分野やキーワードで検索すると、東大TV・UTokyo OCW、UTokyo MOOCの全てのコンテンツから検索することができますので、これまで以上にたくさんの魅力的なコンテンツに出会えるようになります!
ぜひUTokyo Online Educationにもアクセスしてみてください。
今後も東大TVをはじめ、大学総合教育研究センターが発信するオンライン教育コンテンツをどうぞよろしくお願いいたします。
2022/07/04
コロナ禍で普及したオンライン交流。モニター越しに幾度もやりとりをしているのに、実際には会ったことがないという人も大勢いるのではないでしょうか?
対面でのコミュニケーションが日常に戻りつつある今、リアルな会話を新鮮に感じることがあるかもしれません。
オンライン交流のように、目的を持って集まることばかりではない、オフラインでの“はじめまして”の際に、こんな動画はいかがでしょうか。「ブレストより雑談からアイデアが生まれる」ーー2021年度 東大×知の巨人たちの雑談
https://www.youtube.com/embed/zzu6T0ZknpI
東大の教授たちのクロストークシリーズ。この回のテーマは、主タイトルにもなっている「雑談」です。オンライン会議の浸透により、アジェンダ付きの話はできるのに雑談はできない人が増えている? 頭が良すぎる人は大体のことは自分で考えているため、人と喋ってもプラスにならないと思っている?目的を持たない「雑談」の可能性とは? オフラインで会話を始めるヒントがここにあるかもしれません。酒井邦嘉「脳はどのように言葉を生み出すか」ーー2015年度 高校生のための東京大学オープンキャンパス
https://www.youtube.com/embed/BBIKHgl0jpc
人間を他の動物と分ける要素は、道具・火・言葉の使用だと言われますが、これらの要素はすべて、人間の脳に「言語」の本能が備わっていることに関係します。コミュニケーションに大きな意味を持つ「言語」とはどのように組み立てられるのでしょう。そして、脳はどのように言葉を生み出し、その構造をどのように組み立てるのでしょうか。講演者の研究は、文を理解している時の脳の活動の様子をMRIで測ることで、脳内の「文法の中枢」を明らかにしました。人間は、複数の脳の領域を使い、それぞれの領域が互いにやり取りする中で複雑な文を組み立てることができるのです。誰もが日常的に使う言葉というテーマを、物理学・生物学・心理学・言語学を横断しながら研究を続ける講演者が考察します。小島毅「語りと騙り」ーー2011年度 東京大学公開講座「だます」
https://www.youtube.com/embed/Wmzn8Zli3vs
「ひと語る、ゆえにひとあり。」人はなぜ語るのか。「語る」ことは、他者への説明であると同時に、自分自身を納得させる行為です。一つであるはずの事実を、ある受け手のために語る時、それは語り手の視点で”真実”として語られます。そこで、当人が意図したか否かにかかわらず「語り」は加工されます。そして、それは別の読み手を意識して語る人間の側から見れば、事実が「騙り」であるとされ、批判の対象となってしまう。つまりは人間社会で「語る」ことは、同時に相手を「騙る」ことが含まれるのではないでしょうか。そして、その観点から言えば、「騙り」は必ずしも悪とは言えないのかもしれません。お互いが騙り騙られることで、人間は生きていく。中国思想史家ならではの視点で、「かたり」について考察します。野中舞子「“役に立つ”心理職とは?[日本語字幕]」ーー2020年度 高校生のための東京大学オープンキャンパス
https://youtu.be/gCiD3hee9aI
全く同じ場面・同じ状況であっても、ひとによって考え方が異なります。「こんな場面、あなたならどうする?」という問いかけから、考え方と気持ちの関係を俯瞰し意識をむけてみると、考え・気持ち・身体・行動が相互に影響し合っていることに気がつきます。もしストレスを受ける場面にであった時、自分なりのストレス対処法を持っていない人も多いのではないでしょうか?考えを変えてみたら、身体を大切にしたら、好きな行動をしてみたら、などと言われても簡単ではありません。誰かに相談したくても、どんな人に相談したらこの悩みは解決するのでしょうか? 迷ってしまった時は、心理援助職の研究や業務の内容を知ることで、ストレス対処法の探し方や相談相手の見つけ方など、迷い方が見つかるかもしれません。森田直美「ステレオタイプ的思考が会話に与える影響」ーー2020年度 東大院生・若手教員によるミニレクチャプログラム
https://www.youtube.com/embed/xIHMj3VWQNo
女性か男性か、黒人か白人かなど、二項対立化して人を分類する時に生まれやすい、紋切り型の先入観。無意識の中に潜むステレオタイプ的な認知の癖は、時に医師にすら誤った判断をさせてしまうことがあります。医療通訳をテーマに社会医学を研究する講演者が、実際の医療現場で起きた事例を取り上げながら、誰もが抱えている固定観念に、自分自身でどう気づくか、そのヒントを紹介します。
4分間でみる「東大における英語での学び」ーー2018年度
https://www.youtube.com/embed/TT_qc9xWNPw
グローバルリーダーの育成に取り組む東京大学では、語学の授業にとどまらず、多くの教養科目や専門科目も英語で提供され、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」授業が行われています。これらの授業には、世界中から集まった留学生も参加しており、日本の学生は彼らとともに学ぶなかで、英語でのコミュニケーション能力を、実践的な形で身につけます。こちらの動画では、その概要を約4分の動画にまとめて紹介しています。このほかにも、東大TVにはコミュニケーションを議題にした動画がたくさんあります!みなさんも興味のある分野やイベント、キーワードからサイトを検索して、自分だけのおすすめ動画を探してみてください!
2022/01/18
皆さんは「アメリカ」を知っていますか? 一口にアメリカと言ってもその切り口は様々です。例えば、今もメディアやインターネット上で注目を集めている大統領選ひとつを取ってみても、様々なことが見えてくるようです。
今回の特集では、はじめにそうした大統領選にまつわる動画や、対外的な経済政策についての動画、多言語・多人種が生み出す文化や国民的作家についての動画を取り上げます。それぞれ異なる視点から捉えた動画ではありますが、並べて見てみると互いに関連しあう問題が徐々に浮かび上がってきます。
そして後半では、アメリカのみに焦点を当てるのではなく、日米関係を扱っている動画を2本セレクトしました。アメリカという他国をつぶさに見ることで、翻ってどんな日本の姿が浮かび上がってくるのでしょうか。トランプ政権からバイデン政権への移行期のこの今、アメリカという国について、日本という国について、考えてみる機会としてご活用いただければ幸いです。オバマを大統領にした男:マーシャル・ガンツによる「市民の力で社会を変える」――特別講演「Global Leadership Program 公開セミナー」──バラク・オバマ。ドナルド・トランプ氏の前任を務めた第44代目アメリカ大統領は、合衆国史上初の有色人種の大統領でした。
さて、皆さんは覚えていらっしゃいますでしょうか? 彼が大統領選時のスピーチに「Yes We Can」や「CHANGE」といったフレーズを効果的に利用していたことを。彼の選挙運動はまるで社会現象のように取り沙汰され、アメリカだけでなく世界中に伝播してゆきました。しかし実際のところ、大統領選が始まった当初は、彼は泡沫候補にすぎなかったのです。そんな彼が、どのようにして下馬評を覆し、大統領になることができたのでしょうか。
「パブリック・ナラティブ」と「コミュニティ・オルガナイジング」というキーワードを元に、オバマ元大統領の立役者マーシャル・ガンツ氏らが社会改革の手法について討議します。久保文明「政治への不満が爆発するとき-トランプ現象を事例として」――2017年度公開講座「爆発」
https://www.youtube.com/embed/pOgHRz4ACMs
後に紹介する動画とも関連しますが、「人種の坩堝」と形容される移民大国アメリカでは、しばしば人種間での対立が勃発します。そうした背景の中、2016年には、メキシコからの不法移民に対し強い非難を叫んで話題をさらったドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利し、先に紹介したバラク・オバマ大統領に代わって第45代アメリカ大統領に就任しました。事前の世論調査では、対立候補である民主党のヒラリー・クリントン氏が優勢だった中、強硬的な発言を繰り返すトランプ氏がなぜ選挙に勝てたのでしょうか。当時のトランプ氏の勝因を、アメリカ政治学がご専門の久保史明先生が詳細に分析しています。Fireside Chat Regarding U.S. International Economic Engagement [英語]――2019年度「アメリカの国際的経済関与についてスペシャルトークセッション」
https://www.youtube.com/embed/CdY8wcm9UbY
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の離脱、大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定(TTIP)の交渉を中止。トランプ政権下のアメリカは、グローバリズムから一転して、保守貿易主義を打ち出しました。もう一つの大国・中国と苛烈な貿易戦争を繰り広げ、その様子は連日報道されたことから、私たちの印象にも強く残っているかと思います。
こちらは藤原帰一先生と米国国務省次官のキース・グラック氏のトークセッションです。国際政治学の専門家と、外交を担う国務省で行政に携わる人物は、2019年当時のアメリカの対外的経済政策についてどんな意見を取り交わしているのでしょうか。トランプ政権のこれまでを振り返るためだけでなく、これからのバイデン政権の行末を占うためにもぜひ見ておきたい動画です。平石貴樹「分析力・洞察力・想像力 エドガー・アラン・ポーをめぐって」――2012年度公開講座「想像力」
https://www.youtube.com/embed/JMjixH2Ww9w
アメリカ合衆国史上、最初の専業作家が誰かご存知ですか?正解は「エドガー・アラン・ポー」です。世界初の推理小説と言われる『モルグ街の殺人』の著者はミステリの父として有名ですが、同時にまた、アメリカで最初に文筆業のみで生計を立てた人物としても知られているのです。
この動画では、そんなポーの宇宙論『ユリイカ』を俎上に上げ、文学的感性と当時の科学的知見に共通しているかもしれない「想像力」について探究していきます。その導き手は平石貴樹名誉教授。フォークナーがご専門のアメリカ文学者の方ですが、本人自身も小説家としてご活躍されています。学術的・批評的な価値はもちろんのこと、数々のポーの作品を下敷きにした本格ミステリ『だれもがポオを愛していた』の著者である平石先生がポーについて語っているという点では、ミステリファン垂涎の動画でもあるかもしれません。柳原孝敦「チカーノの悲しみと怒りに耳を澄ませて」――2018年度オープンキャンパス 文学部模擬講義
https://www.youtube.com/embed/MeChevwJ3PI
アメリカの公用語って何語かご存知ですか? 英語でしょ?って思った方、実は違うのです。
というか、アメリカには公用語の規定がそもそも存在しないのです。もちろん一番多く用いられている言語は英語ですが、多民族が暮らすアメリカでは、フランス語やチャモロ語など実に多くの言語が使用されています。
そして、英語の次にアメリカで話されているのがスペイン語です。この講義では、英語圏ではなく、スペイン語圏の文学研究をしている柳原孝敦先生を講師に迎え、チカーノと呼ばれるメキシコ系アメリカ人たちの文化を紹介しています。
英語とスペイン語が混交したスパングリッシュを用いる彼らの戯曲や小説、音楽には、一体どんな思いが込められているのでしょうか。吉見俊哉「戦後日本におけるアメリカニズムと権力」――2007年度公開講座「力<チカラ>」
https://www.youtube.com/embed/710kROreeWI
なぜ、日本はここまで親米的なのでしょう? 情報学環の吉見俊哉先生は、まずこの問いから出発します。
動画内ではその事実がきちんとデータで示されていますが、そうではなく漠然とでも、日本はアメリカに好感を抱いているな、と感じる方も多いと思います。でも本当に、なぜなんでしょう?
ある人は、アメリカの大衆消費文化の魅力を理由をあげるかもしれません。しかし、これではどうやら説明がつきそうにありません。もしこの理由が妥当ならば、アメリカの消費文化を受け入れいてる他国も同様に親米感情が高いはずなのに、日本ほど高い数値は示していないからです。
また、ある人は日本の親米感情の高さを戦後復興と結び付けて考えるかもしれません。しかし、戦後の直後ならともかく、今現在も親米感情が持続するのはやはり不可解です。
では一体、なぜ? 吉見先生が動画内で唱える仮説は、この疑問に対して見事な回答を与えてくれます。阿部誠「ものづくりを諦めたアメリカ、マーケティングの出来ない日本:顧客の力を探る」――2007年度公開講座「力<チカラ>」
https://www.youtube.com/embed/CfTCZh6I0Zg
「アメリカは、ものづくりができないのではなく、やりたくないのである」アメリカ帰りの阿部誠先生は、現地での生活を概観して、こう導き出します。
どういうことでしょうか? 
つまり、合理性を貫くために、コストのかかるものづくりは海外に外注してしまうのが当時のアメリカの現状だったのです。今風に言い直せば「ものづくりはコスパが悪い」とでもなるでしょうか。
翻って日本の産業はどうなのでしょうか。実は、日本も同じような状況に陥っており、製造業志向の『ものづくり』から変身しなければ日本に未来はないと、阿部先生は2007年当時の日本の産業に暗い予見をしています。
では、具体的にどうすれば良いのでしょう。その詳細は、ぜひ動画で確かめてみてください。このほかにも、東大TVにはアメリカや日米関係についてもっと知ることができる動画がたくさんあります!みなさんも興味のある分野やイベント、キーワードからサイトを検索して、自分だけのおすすめ動画を探してみてください!
2021/09/30
オンライン授業が続いて講義と講義の間で気分が切り替わらない時。レポートを明日までに書き上げなければいけないけれど、ちょっとだけ息抜きしたい時。何か見たいけれど何を見ていいのかわからない時。TikTokを見始めたら延々と見てしまいそうで怖い時……
東大TVで短い動画を見てみませんか? 3~10分程の短い動画も東大TVには沢山あります。ザッピング感覚でお気軽にどうぞ!
■ 東大院生・若手教員によるミニレクチャプログラム(各10分程度)冒頭に要点がまとめてあり、とにかくわかりやすい構成となっているのが「東大院生・若手教員によるミニレクチャプログラム」です。知らなかった事柄について理解までセットになっているので視聴後はスッキリ感があります。
https://www.youtube.com/embed/HcRsljEXAWI
https://www.youtube.com/embed/Pb2gLbPy1-s
https://www.youtube.com/embed/Sv06omDCMWs
https://www.youtube.com/embed/LJLaD9VgOB0
▼ 第12回~第15回ミニレクチャプログラムの動画一覧はこちらhttps://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_12037/https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_12019/https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_12013/https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_11995/
▼ 「わかりやすい講義構成を自分も身に着けたい!」と思ったらぜひ東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)の受講をご検討ください!
UTokyo OCW|2020年度開講 大学教育開発論/東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)
■ FLY Program(各10分)コロナ禍で県境をまたぐ移動すら難しくなり2年近く経ちますが、広く世界・深く国内を縦横に好きなテーマで切り込む東大生を、物心両面で応援するプログラムがFLY Programです。体験談には1年の自立と繋がりに溢れた学びがあり、同時に「コロナが落ち着いたらどこに行こう」と、こちらまでワクワクしてくる楽しさがあります。
https://youtu.be/JPpekf05ty0
https://youtu.be/p-J9ZRlkyU0
https://youtu.be/r5lLGFHDL2w
https://youtu.be/-dusJHVQP9Q
https://youtu.be/-dusJHVQP9Q
https://youtu.be/LdaOsAeAG1Q
▼ FLY Program 公式ウェブサイトもぜひチェックしてみてください。https://www.fly.c.u-tokyo.ac.jp/
■ はてな宇宙シリーズ(各10分程度)2分弱から5分弱、どこかで聞いたことがある理論や原理についての説明を数多く視聴でき、短くても1本ごとに見終わったらなんとなくわかった気持ちになります。気になるあなたはそこから更に「前提になってるこの原理、自分はホントに理解しているかな」「この理論、講義で聞いたけど数式にしたらどうなるんだったかな」……と興味を深堀りしていくのもおすすめです!
https://www.youtube.com/embed/4VuZVpJgnWY
https://www.youtube.com/embed/GwIIeO0prVs
https://www.youtube.com/embed/gkoFrZWDhsc
▼ 「はてな宇宙」の動画一覧はこちらhttps://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_11772/
■ 2021年度「東大生のためのワークルール入門:働くことの意味、責任、権利について考える」(各5分程度)アルバイトや就活を始める時は、ちょっと不安ですよね。オンラインが続いて、気軽に相談できる先輩とのつながりがない学生の方々にぜひご覧いただきたいのがこちらの動画です。1本5分ほどの短いドラマ仕立てで、あなたの身を守る知識がぎゅぎゅっと詰め込まれています。動画だけでは解決できない時の相談窓口も載っていますので、今まさに悩んでいる方も必見です。
https://www.youtube.com/embed/IlYDgHGIaVs
https://www.youtube.com/embed/Lq5m2trhFqY
▼「東大生のためのワークルール入門」の動画一覧はこちらhttps://tv.he.u-tokyo.ac.jp/course_12052/
このほかにも、東大TVには短い時間で学べる動画がたくさんあります。興味のあるキーワードで検索して、動画を探してみてください!
2021/04/28
木々の若葉も芽吹き、すがすがしい風が吹き抜ける今日この頃。体を動かすにはうってつけの季節となりました。そこで今回の特集では、効率の良い体の動かし方や、安全で効果的なトレーニング方法を考えるうえで参考になる動画をピックアップしました!新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ますます家で過ごす時間が増えそうな昨今ですが……そんな時だからこそ、これらの動画を観つつ、気持ちよく体を動かしてみませんか?石井 直方「図書館で体を動かそう! 石井直方先生が教える疲れにくく元気な体を作るスロトレエクササイズ」――2015年度 新図書館計画トライアルイベント「東大の知を体感する」
https://www.youtube.com/embed/ckg-veHcbzg
講師は「筋肉博士」として有名な石井直方先生です!家の中でもできるさまざまなエクササイズを、なんと石井先生直々の実技指導・解説でご覧いただける動画となっています。エクササイズの内容は、ゆっくりとした動作で行う「スロトレ」が中心となっていて、やってみるとジワジワと効いてくるのが実感できます!(実施する際は、動画内で説明されている注意点をしっかり守って、ケガの無いように気をつけながら運動を行ってください。)エクササイズ以外にも「2 ステップテスト」や「立ち上がりテスト」といった、歩行機能の衰えを把握するための簡易なテストが紹介されています。ご自分の足腰に衰えがないかも、ぜひテストしてみてください。野崎 大地「だまして分かる脳が身体を操るメカニズム」――2011年度公開講座「だます」
https://www.youtube.com/embed/bVSDPbqwno4
「脳をだます」実験によって得られた運動学習に関する知見が紹介されています。なにかの運動スキルを覚える際に、「頭ではなく身体で覚えよ」という言葉の聞くことがあるかと思います。何度も繰り返すことによってその運動スキルを無意識的に覚えてしまうということを実感したことがある方は多いかと思いますが、そのしくみの一端が研究データによって詳細に説明されています。スポーツ選手やその指導者にとっても、スキル向上のためのヒントになるかもしれません。
また、「運動するのはちょっと苦手」と思っている方でも、からだを動かすしくみについてご興味があればぜひご覧ください。八田 秀雄「乳酸の新たな視点からみる運動の疲労とエネルギー代謝」――2014年度 駒場祭公開講座
https://www.youtube.com/embed/XUtbuA4oMmY
疲れの原因を「乳酸」のせいにしていませんか?たしかに激しい運動をすると乳酸が多く作られるようですが、その濃度はわりとすぐに減っていくとのこと。むしろエネルギーとしても使われるそうです!だれかが作った「乳酸が溜まったから疲労している」という構図は、素人考えでついつい「そうなのかな」と思ってしまいますが、実はそうではないんですね!「乳酸」=悪者、といった短絡的な理解から脱却し、新たな視点から疲労というものを捉えなおす。そんなきっかけを与えてくれる動画です。渡會 公治「スポーツにおけるフォームとバランス」――2008年度公開講座「バランス」
https://www.youtube.com/embed/RAd_WWgNFzs
スポーツ医学の先生から見た「バランスのよい身体とフォーム」について、さまざまな実例を交えて紹介・説明されています。1、2回の運動であれば、身体やフォームのバランスが悪かったとしてもケガにつながらないかもしれませんが、それを練習などで何度も繰り返すうちに、ケガに発展するということもあるかと思います。また、立つ・しゃがむといった動作であれば、どなたでも毎日繰り返し行っていると思いますが、動画の最後の方には立ち方のチェックやしゃがんだときの姿勢チェックを行う場面がありますので、これを参考にご自身のバランスチェックを是非行ってみてください!稲見 昌彦「バーチャル化する身体」――2016年度公開講座「仮想と現実」
https://www.youtube.com/embed/g1-2fxG5GT0
最後にご紹介するのは、これからさらに発展してくるであろう、VRやARの研究・開発事例とその未来についての動画です。「人間拡張学」と呼ばれる分野に関する内容ですが、人間の機能を拡張するような装置が開発され、それらが発展してくることにより、幽体離脱のように自分の身体を外から眺めることや、SFドラマ・アニメのように何かに変身したり、誰かと入れ替わるというようなことも体験できるようになるようです。最近ではVR・AR技術を応用したゲーム・スポーツもだいぶ普及し、人間拡張の技術に基づく「超人スポーツ」に関するさまざまな取り組みも行われてきていますので、外出しなくてもスポーツを気軽に楽しめるようになる日も近い(?)のかもしれませんね。「超人スポーツ」について気になる方は是非ご覧ください!このほかにも、東大TVには体の動かし方について勉強できる動画がたくさんあります。興味のあるキーワードで検索して、動画を探してみてください!
2020/11/04
秋といえば、読書に、スポーツに、行楽に……
そして芸術を楽しむ季節です!
そこで今回の特集では、芸術の秋を満喫するのにぴったりの動画をセレクトしました。ここでしか聞けないパイプオルガンの演奏、知ればもっと絵画や物語が楽める知識、あるいはもっとスケールを広げて、文化全体に思いを馳せる時間……などなど、東大TVでしか味わえない「芸術の秋」をお楽しみください!ヘルマン・ゴチェフスキ「パイプオルガン演奏1」 ——2019年度 教養学部創立70周年シンポジウム
https://www.youtube.com/embed/H0K7-G5Ir34
中川岳「パイプオルガン演奏2」 ——2019年度 教養学部創立70周年シンポジウム
https://www.youtube.com/embed/g_hsKj-G9io
東京大学には古い建築物や日本庭園など、芸術鑑賞が楽しめる名所がいくつかありますが、キャンパスにパイプオルガンがあることをご存じの方は、多くはないのではないでしょうか。1977年に駒場Iキャンパスの教養学部900番教室に設置されて以来、定期演奏会などを通して東大生や地域の方々に愛されてきたオルガン。こちらの動画では、その演奏をご覧いただけます。教養学部創立70周年シンポジウムの際に収録したのですが、講堂に満ちる美しい音の重なりに、スタッフも目頭を熱くして聞き入っておりました。音楽は心にじんわり染みますね。みなさんもぜひ、ここでしか味わえない音の響きをお楽しみください。秋山聰「図像学入門 −美術作品の「読み方」——2019年度オープンキャンパス 文学部模擬講義
https://www.youtube.com/embed/8qlPD3Zu4xU
芸術の秋といえば、絵画鑑賞も楽しみのひとつ。美術館に足を運んだり、画集を眺めたり、テレビで特集番組を見たりと、私たちは多くの絵画を見る機会に恵まれていますが……しかし本当は、そこに「何」が書かれているのかを知らないこともあるのではないでしょうか。
近代以前のヨーロッパでは、絵や彫刻はただ眺めて楽しむものではなく、「読んで、意味を理解する」ものでした。絵の中の人物の衣服の色、手にした持ち物、周りに描かれた事物や風景。そうしたものを手掛かりに、その人物が誰なのか、聖書や神話のどんな場面を描いているのかといったことを、一枚の絵から読みとっていたのです。例えばヨーロッパの古い絵画では、「男性の生首を手に持つ女性」の絵がしばしば見られます。ぱっと見ちょっと恐ろしい絵ですが、当時の人々は彼女のほかの持ち物を見ることで、彼女が誰で、どんな物語があって男性の生首を手にすることになったのかを理解することができていたのです。
この動画では、そうした絵言葉を研究する「図像学」について学ぶことができます。これを見たら、ヨーロッパの宗教画や神話画への理解が、ぐぐっと深まること請け合いです!
ところで、「生首を持った女性」が誰かというと、「1.洗礼者聖ヨハネの処刑を望んだサロメ」「2.敵将の首を討ち取ったユディト」のどちらかが正解となります。どちらをどう見分ければいいのかについては……動画でぜひ!楯岡求美「物語の形:聞こえるものと見えるもの」——2019年度オープンキャンパス 文学部模擬講義
https://www.youtube.com/embed/noCIGEc3zq8
文学、詩、絵画、音楽、映画、アニメ……今やさまざまな芸術ジャンルが研究の対象となっていますが、その中に「物語」を扱う学問領域があるのをご存知ですか?その名もまさに「物語論」。
——え、物語を研究するってどういう事? そう疑問に思った方は、ぜひこの動画のリンクをクリックしてみてください。
直木賞を取ったあの小説、社会現象にもなったあのマンガ、気になるハリウッドの超大作から、毎週トレンド欄を賑わす日曜ドラマ、子供の頃夢中になったRPG、美術館にかかっている荘厳な宗教画……私たちの周りは実に多くの「物語」が取り巻いています。
そうした「物語」たちの仕組みに詳しくなって、芸術の秋も読書の秋も満喫しちゃいませんか?音楽文化の「グローバル化」?−音響テクノロジー・音楽産業・地域文化−(渡辺 裕)
https://www.youtube.com/embed/4ZeyWopr1dE
New Luxury World from Japanese Crafts(生駒 芳子)
https://www.youtube.com/embed/0gN5Ersx06c
「和太鼓の衣装として褌(ふんどし)を提起したのは、かのピエール・カルダン」。今回紹介する講義は、そういった、人に話したくなるようなトリビアや、イノベーティブなトピックスに溢れています。特に伝統・文化やファッションの商業的なスケールに興味がある方は、この二つの動画は必聴です!時間と距離の生み出す価値から目を背けたくなる悲喜交々までを、ぜひ覗いてみてください。このほかにも、東大TVには芸術の秋を堪能できる動画がたくさんあります!みなさんも興味のある分野やイベント、キーワードからサイトを検索して、自分だけのおすすめ動画を探してみてください!
2020/07/09
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が未だ終息しない中、東大TVのスタッフもリモートワークが中心となり、今までとは違う働き方や新しい生活習慣の構築を模索する日々が続いています。そこで今回の特集では、スタッフたちが「今、この時だからこそ見たい!」「見てほしい!」動画を紹介いたします!
今までとは違う生活だからこそ、見てほしいもの、気づいたこと、考えてみたくなったこと……
スタッフたちの個性も垣間見えるかもしれない?動画を、少しでも楽しんでいただければ幸いです!スタッフおすすめ①:河内 啓二・渡部 勲「風洞実験施設見学ツアー」――2016年度 東大駒場リサーチキャンパス公開
https://www.youtube.com/embed/_0YBnVWXdj4
みなさん、「駒場リサーチキャンパス(駒場IIキャンパス)」はご存知ですか?教養学部がある駒場Iキャンパスから歩いて5分ほどのところにあるキャンパスです。毎年、「東大駒場リサーチキャンパス公開」が行われますが、残念ながら今年は開催中止となってしまいました。
研究室公開やいろいろなイベントに参加したかったよ……という方におすすめなのが、この動画です。
2016年の「東大駒場リサーチキャンパス公開」で行われた風洞実験施設見学ツアーを収めた動画です。3m風洞編と発電機・垂直風洞編の2つの動画があります。風洞だけでなく、自然界の奥の深さにも触れることができます。
日本の航空宇宙工学の歴史の証人とも言える風洞実験施設についての解説を聞いたり、実際に動いている様子を見たりしながら、「東大駒場リサーチキャンパス公開」を体験してみませんか?(N)スタッフおすすめ②:三浦 篤「印象派 ―西洋絵画を変えた画家たち」――2011年度 駒場祭公開講座
https://www.youtube.com/embed/zKHCn4jVfYM
私事ですが、リモートワーク中の運動不足を解消しようと終業後のウォーキングを始めました。仕事を終えて外に出ると、この時期はちょうど日没の時間帯で、空の色が大きく変わっていく様子を目の当たりにすることができます。
淡い紫色、明るい朱色、藍色と、いくつもの色が重なった空は、まるで印象派の画家が描いた絵画のよう。その光の変化は本当に美しく、モネやピサロがそのとりこになった気持ちがわかるような気がしました。さて、現代に生きる私たちは、こんな風に印象派の絵画を「美しいもの」とみなしていますが、その画風は当時の価値基準からはあまりにもかけ離れたものでした。この動画では、彼らの最初の展覧会を「批判」した有名な批評文から始まって、主題やモチーフ、様式や技法、そして展示方法が、それまでの西洋絵画の常識と比較して、いかに革新的なものであったかを知ることができます。モネやピサロだけでなく、ルノワールにセザンヌ、カイユボットと、印象派のそうそうたる画家たちの作品がスライドで楽しめるのも見所です!朝に、昼に、夕暮れに、夜に… 彼ら見たのと同じ空の光の変化を楽しみながら、価値観が変わる時代というものに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。(Lateolabrax)スタッフおすすめ③:寺谷 広司「国際社会における悪と法」――2015年度 東京大学公開講座「悪」
https://www.youtube.com/embed/jEIglkyIQM4
日々の生活の中で、「悪」らしきものに遭遇したり、自分の思考や行動に「悪」らしきものを感じたりすることは多いですよね。世界から「悪」がなくなればいいのに、と思うこともありますが、そもそも何が「悪」であるかを定義するのは難しく、また私たちの心に「悪」らしきものが潜んでいる限り、「悪」がなくなることはないのでしょう。...なんだかしょんぼりしてしまいますが、こんな風に一人で感傷的になっていても仕方がないので、東大TVで「悪」について勉強してみました。この動画では、国家間の戦争や国内でのヘイト・スピーチの事例から、法や政治がどのように「悪」に対処してきたかということを論じています。この世界から「悪」がなくなることがないのだとしたら、どう対処するのがよりマシなのか、まずは法学や政治学の視点から考えてみましょう。(スタッフF)スタッフおすすめ④:ル・クレジオ氏講演会「詩の魅力 Charme de la poesie(日本語字幕)」
https://www.youtube.com/embed/Lh64qgbhtKw
内容がなかったり抽象的だったりする文章を「ポエム」と揶揄する場面にしばしば出くわします。しかし、これはよく考えれば妙な用法です。というのも、詩(=poem)は、一般的には韻律やリズムを持った言葉の連なりで、歴史的にもフランスのアレクサンドラン、日本の5・7・5・7・7などの数多くの詩形(=規則)が存在するからです。だから、無秩序で何を言ってるのかよくわからない言葉の連なりを小馬鹿にしたいのなら、せめて韻文の対になる概念である散文(文字通り読めば「散らかった文」)が用いられるべきなのではないでしょうか(もちろんこの文章も散文です)。ですが、今のところ感傷的なSNSの投稿や政治家の発言を「プローズw」「散文的ワロタ」と言ってあげつらってるところを見かけたことがありません。これは一体どういうことなんでしょう? 多分、ある意味では、文芸ジャンルとしての「詩」とネットの意味不明文言「ポエム」を切り離して考えているのでしょう。しかし、どうであれ、こうした言葉遣いは詩に対する無理解が背景にあるように思えてなりません。たしかに、詩と聞くとちょっと身構えしまったり、浮世離れした印象をうけてしまいがちです。ですが、詩は決して私たちの暮らしに無縁なものではないのです。歌に乗せた言葉の連なりだって立派な詩だと言えますし、散文は歩行で詩は舞踏であるというヴァレリーの有名な比喩を思い出しても良いかもしれません。あるいはこの動画を見てみるのも一手です。詩人ではなく小説家の立場から語られる「詩の魅力」は、多くの人を頷かせる説得力を秘めています。正しく詩に対して「ポエム」と言えるようになるために、ちょっと詩を身近なものにする夏というのも悪くありませんね。(ありあぽこてん)スタッフおすすめ⑤:松木 則夫「妄想・幻覚と想像力―薬との接点」――東京大学公開講座「想像力」
https://www.youtube.com/embed/DXTOmRYWPSc
英字ニュースをザッピングすると"Corona Paradox"という文字をチラホラ見かけるようになりました。パラドックスと聞くとみなさんは何を思い浮かべますか。例えばウサギとカメ(Zeno's Paradoxes)、例えば映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で有名な親殺しのパラドックス(Time Paradox)、例えばソロー・パラドックス(Solow Computer Paradox)。私の場合は、過去に救急治療で投与された麻酔薬・ケタミンの副反応を思い浮かべます。ケタミンはとんでもない悪夢を見ることでも知られており、数年経った今でもあのときにいた光景や感覚、「現世」に戻ってきたときの言葉にならない「これじゃない感」は半端ないものでした。さて、ニューノーマルです。新型コロナウイルスの影響で唐突に始まった在宅勤務とその長期化で、たまの出勤では「現世」に戻ってきたときのような眩暈を感じます。そんなこんなを思い出しながら、この講義動画をおすすめします。ニュースでは"Corona Paradox"とともに"COVID-19 Paradigm Shift"という文字も増えた気がします。在宅勤務を継続できる諸兄姉各位におかれましては、評価者にソロー・パラドックスなどと指摘されることのないよう、想像力を鍛えてパラダイム・シフトにしっかり乗っていきましょう。(inabaure)まだまだ、このほかにも東大TVにはおすすめしたい動画がたくさんあります!みなさんも興味のある分野やイベント、キーワードからサイトを検索して、自分だけのおすすめ動画を探してみてください!
2020/04/30
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るい、遠出もままならない今日この頃。けれどこんな時だからこそ、普段と違う場所、違う世界を見てみたくなりますよね。そこで今回の特集では、特集記事「世界を旅する」をさらにパワーアップして、動画を見ただけでもっともっと旅した気分になれる……かもしれない動画をピックアップしました!
なかなか行けないあの国の旅、時間を超えて行くあの国の旅、中には地球の外まで飛び出す旅も……?
動画を通じて、ぜひたくさんの旅を楽しんでください!波多野 瞭「中世の学生生活を体験しよう:図版資料から読み解く「大学」」——東大院生によるミニレクチャプログラム 第7回
https://www.youtube.com/embed/sAFoIT27cjU
ある朝、目が覚めたら突然自分が中世ヨーロッパの学生になっていた!
そんなことを妄想してみたことが、誰しもある(?)かもしれません。
この動画では、そんな中世ヨーロッパへのタイムスリップを疑似体験することができます。中世ヨーロッパの学生たちが、どんな家に住み、どんな場所で、どんな風に勉強していたのか。タイムスリップした現代人の目線から学ぶことができますよ。
中世の学生となったあなたは、朝、どんな場所で目を覚ますのでしょう?時間も場所も飛び越えた旅を、ぜひお楽しみください!塚本 麿充「明末杭州の画家・藍瑛 :その家族と工房の経営戦略」——東洋文化研究所公開講座 第16回 アジアの策」
https://www.youtube.com/embed/VVCmfud2kEY
明朝から清朝へ王朝が変わるという、社会の大きな動きがあったおよそ400年前の中国。この時代に、ほかの画家のように戦乱で命を落とすこともなく、絵画をヒット商品として市場に送り出すことに成功した藍瑛という画家がいました。
この動画では、藍瑛の人生を辿り、彼が画家として市場で成功した理由を探りながら、明末清初の時代のさまざまな価値観に触れることができます。スライドにふんだんに使われた中国絵画も、見どころのひとつ。歴史を学びながら美術鑑賞もできる、贅沢な旅を味わってみませんか?佐藤嘉惟「濁音を探せ!:仮名文献の濁音の歴史」——東大院生によるミニレクチャプログラム 第11回
https://www.youtube.com/embed/qIwzHsBeQtM
日本人にはおなじみの「仮名」ですが、現代と昔では使い方が異なっているのをご存じですか?現代では何気なく使っている「濁音」ですが、使われるようになるまでには歴史的な経緯がありました。この動画では、その「濁音」を手がかりに、鎌倉時代や平安時代の仮名の使い方を知ることができます。講演中には、参加者が濁音を探すワークもあります。うまく濁音を探すことができるようになれば、平安時代や鎌倉時代にタイムスリップしても困らないかも?Alastair Morgan「UN Sanctions and the DPRK」——2019年度「GraSPP Research Seminar」
https://www.youtube.com/embed/RGRF64JQQl8
メディアが伝える北朝鮮は、なんだか架空の世界にある遠い異国のようです。でも、その姿って果たしてどれだけ実態を反映しているのでしょう?北朝鮮に滞在していた元英国大使を話し手に、この講演では、異なるレイヤーに属する2つの事柄が語られます。すなわち、外交官の視点から見た北朝鮮をめぐるスリリングな世界情勢と、一人の人間として彼の目に写った北朝鮮の人々の生々しい生活風景の2つです。一見相入れないこの2つの話題は、しかし、為政者の政策と、その帰結としてある国民の生活という因果をトレースしている点で、この国のリアルを、鮮やかに示してくれています。距離的には近く、心理的には遠い、未知なる隣国——北朝鮮。その心の距離感のスキマを、動画を通した旅で少しだけ埋めてみませんか?山崎直子「帰地球」報告会
https://www.youtube.com/embed/lla6bU_BqSA
地球の上を旅することに飽きたなら、最後は宇宙へ行ってみましょう!この動画は2010年にスペースシャトルで宇宙に行き、宇宙ステーションで2週間を過ごした山崎直子宇宙飛行士の講演会です。打ち上げ時のスペースシャトル内の様子、宇宙ステーションでの実験、無重力環境での生活、そして地球に帰る際の着陸の様子など、宇宙での貴重な体験を臨場感あふれる映像とともに堪能することができます。なにげなく着陸しているように見えた帰還用の飛行機も、実は「一度きりしかチャンスがない」ものだったとは驚きです!私たちもいつかこんな風に、成層圏の彼方を旅する時代が来るのかもしれませんね。このほかにも、東大TVには旅行気分を味わえる動画がたくさんあります。興味のあるキーワードで検索して、動画を探してみてください!