特集:からだを動かす
2021/04/28

木々の若葉も芽吹き、すがすがしい風が吹き抜ける今日この頃。
体を動かすにはうってつけの季節となりました。

そこで今回の特集では、効率の良い体の動かし方や、安全で効果的なトレーニング方法を考えるうえで参考になる動画をピックアップしました!

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ますます家で過ごす時間が増えそうな昨今ですが……
そんな時だからこそ、これらの動画を観つつ、気持ちよく体を動かしてみませんか?


石井 直方「図書館で体を動かそう! 石井直方先生が教える疲れにくく元気な体を作るスロトレエクササイズ」――2015年度 新図書館計画トライアルイベント「東大の知を体感する」



講師は「筋肉博士」として有名な石井直方先生です!
家の中でもできるさまざまなエクササイズを、なんと石井先生直々の実技指導・解説でご覧いただける動画となっています。
エクササイズの内容は、ゆっくりとした動作で行う「スロトレ」が中心となっていて、やってみるとジワジワと効いてくるのが実感できます!
(実施する際は、動画内で説明されている注意点をしっかり守って、ケガの無いように気をつけながら運動を行ってください。)

エクササイズ以外にも「2 ステップテスト」や「立ち上がりテスト」といった、歩行機能の衰えを把握するための簡易なテストが紹介されています。
ご自分の足腰に衰えがないかも、ぜひテストしてみてください。


野崎 大地「だまして分かる脳が身体を操るメカニズム」――2011年度公開講座「だます」



「脳をだます」実験によって得られた運動学習に関する知見が紹介されています。
なにかの運動スキルを覚える際に、「頭ではなく身体で覚えよ」という言葉の聞くことがあるかと思います。
何度も繰り返すことによってその運動スキルを無意識的に覚えてしまうということを実感したことがある方は多いかと思いますが、そのしくみの一端が研究データによって詳細に説明されています。
スポーツ選手やその指導者にとっても、スキル向上のためのヒントになるかもしれません。

また、「運動するのはちょっと苦手」と思っている方でも、からだを動かすしくみについてご興味があればぜひご覧ください。


八田 秀雄「乳酸の新たな視点からみる運動の疲労とエネルギー代謝」――2014年度 駒場祭公開講座



疲れの原因を「乳酸」のせいにしていませんか?
たしかに激しい運動をすると乳酸が多く作られるようですが、その濃度はわりとすぐに減っていくとのこと。
むしろエネルギーとしても使われるそうです!
だれかが作った「乳酸が溜まったから疲労している」という構図は、素人考えでついつい「そうなのかな」と思ってしまいますが、実はそうではないんですね!
「乳酸」=悪者、といった短絡的な理解から脱却し、新たな視点から疲労というものを捉えなおす。
そんなきっかけを与えてくれる動画です。


渡會 公治「スポーツにおけるフォームとバランス」――2008年度公開講座「バランス」



スポーツ医学の先生から見た「バランスのよい身体とフォーム」について、さまざまな実例を交えて紹介・説明されています。
1、2回の運動であれば、身体やフォームのバランスが悪かったとしてもケガにつながらないかもしれませんが、それを練習などで何度も繰り返すうちに、ケガに発展するということもあるかと思います。
また、立つ・しゃがむといった動作であれば、どなたでも毎日繰り返し行っていると思いますが、動画の最後の方には立ち方のチェックやしゃがんだときの姿勢チェックを行う場面がありますので、これを参考にご自身のバランスチェックを是非行ってみてください!


稲見 昌彦「バーチャル化する身体」――2016年度公開講座「仮想と現実」



最後にご紹介するのは、これからさらに発展してくるであろう、VRやARの研究・開発事例とその未来についての動画です。
「人間拡張学」と呼ばれる分野に関する内容ですが、人間の機能を拡張するような装置が開発され、それらが発展してくることにより、幽体離脱のように自分の身体を外から眺めることや、SFドラマ・アニメのように何かに変身したり、誰かと入れ替わるというようなことも体験できるようになるようです。
最近ではVR・AR技術を応用したゲーム・スポーツもだいぶ普及し、人間拡張の技術に基づく「超人スポーツ」に関するさまざまな取り組みも行われてきていますので、外出しなくてもスポーツを気軽に楽しめるようになる日も近い(?)のかもしれませんね。
「超人スポーツ」について気になる方は是非ご覧ください!


このほかにも、東大TVには体の動かし方について勉強できる動画がたくさんあります。
興味のあるキーワードで検索して、動画を探してみてください!