2016年度開講
東京大学公開講座「無駄」
無駄とされる人々
星加 良司
動画
ある目的に照らして役に立たないものが「無駄」だとするなら、たとえば経済成長を至上命題とする社会において、経済的価値を生み出さない存在は「無駄な人」だということになります。それは極端にすぎるとしても、障害者をはじめとする「社会的弱者」の福祉に資源と労力を費やすことは社会にとって「非効率」だとする見方は、私たちの思考の中に意外に深く浸透しています。この講義では、障害学という分野の知見を通して、こうした思考に抗する道筋について考えます。
01:47 無駄 = 役に立たないこと
11:06 人を道具的価値によって捉える思考
24:13 近代福祉国家というシステム
38:33 貨幣の「自由な処分権」に対する意識
50:12 効率性の追求にどう抗うか
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