東京大学公開講座「力<チカラ>」
2006年度開講

東京大学公開講座「力<チカラ>」

戦後日本におけるアメリカニズムと権力
吉見 俊哉

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「アメリカ」は、現代世界において圧倒的に優位なグローバル・パワーでありながら、大衆文化やライフスタイルとしてわたしたちの生活の奥深くに入り込んでいる存在でもある。戦後日本で、「アメリカ」はまず占領軍として、つまり露骨な「暴力」として人々の日常風景に立ち現れながら、やがて家電で囲まれた豊かな消費生活や若者たちのファッション、さまざまなメディア・イメージの源泉にもなっていった。ここでは戦後日本におけるこうした「アメリカ」のパワーの二面性に焦点を当てながら、日本人の中にある親米意識の深層力学を探っていく。

講師紹介
情報学環
※所属・役職は登壇当時のものです。

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