2010年度開講
駒場祭公開講座 2012
言文一致体小説の技法
野村 剛史
動画
近代言文一致体小説は明治20年頃、二葉亭四迷、山田美妙から始まります。それを引き継いだ言文一致体小説が、明治30年頃から盛んになります。作家としてまず、「文学界・国民之友」系とでも言えそうな、独歩・藤村・花袋などの名があげられます。ついで、「硯友社」系の、紅葉・風葉・天外などがいます。更にやや遅れて、「ほととぎす」系の子規・虚子・漱石などが出ました。明治40年頃、言文一致体小説の覇権を確立したのは、二葉亭直系の「文学界」系でした。本講義では、現在に至るまで人々を魅了し続ける彼らの小説の技法についてお話しします。
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