2015年9月25日は、国連総会において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択された日です。
これにちなんで、毎年9月末の国連総会開催期間の1週間は、SDGsの推進と達成に向けて意識を高め、行動を喚起する「SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」となっています。
東大TVでは8月・9月・10月の3ヶ月連続企画として、SDGsの「17の目標」に関連する動画をご紹介してきました。
今回はいよいよ最終回。
目標12から目標17に関連する動画をご紹介します!
目標12:つくる責任 つかう責任
藤田 豊久「循環型社会形成のための資源処理と環境浄化」――2014年度 五月祭公開講座
資源が限られているからこそ、次の世代、そのまた次の世代と末長く使い続けられる仕組みを構築しなければなりません。
廃棄物の処理、リサイクル、排水の浄化……サステイナブルな循環型社会形成へ向けた、さまざまな課題が検証されています。
目標13:気候変動に具体的な対策を
佐藤 光三「地球温暖化をどうやって止める? 二酸化炭素を封じ込める」――工学部テクノサイエンスカフェ 第19回「エネルギーと資源のフロンティア」
地球規模で考えると、近年の気候変動は加速の一途をたどっています。
では、具体的にどのような対策をとればよいのでしょう?
この動画では、温暖化の主因と考えられているCO2を封じ込めるための具体的な方策が講じられています。
さて、その詳細とは……
ぜひ動画をご覧ください。
目標14:海の豊かさを守ろう
山川 卓「水産資源の持続的有効利用と水産学」――農学部公開セミナー 第50回「学と業」
「母なる海」という言葉があるように、人類にとって海とは母親のような存在に例えられます。
実際のところ、水産業は野生生物を資源とする最大規模の産業であり、我々に大きな恵みをもたらしています。
海の豊かさが損なわれないようにしつつ、その恩恵を持続的に享受していくにはどうすればいいのか。
水産学が果たしてきた役割と、これから目指すべき方向性についてのお話です。
目標15:陸の豊かさも守ろう
鷲谷 いづみ「さとやまの恵みとヒトの持続可能なくらし」――2014年公開講座「恵み」
海の話をしたので、次は陸の話題を。
私たちの食料の80%が植物によって供給されていることからもわかるように、持続可能的な環境にとって陸の豊かさは大前提です。
自然の豊かな恵みを守り伝えていくために、できることとは?
縄文時代の日本人の暮らしをヒントにして、保全生態学の視点から考えていきます。
目標16:平和と公正をすべての人に
藤原 帰一「戦争と平和の条件」――新図書館トークイベント 第7回「戦争と平和の条件 -いま、大学の知と教育にできること」
無用な戦争を回避し、平和を維持するためには、社会ができる限り正確に現実を認識しながら、論理的な判断をおこなうことが重要です。
社会が戦争と平和を「思考する」能力を獲得する条件について、藤原帰一教授とともに考えます。
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
小宮山 宏「世界の持続的発展と『課題先進国』日本(閉講の挨拶)」――2007年公開講座「グローバリゼイション」
これまでの課題はすべて、一つの国が頑張れば解決できるものではありません。
SDGsが掲げるすべての目標を達成するには、グローバルな連携が不可欠なのです。
その中での日本の位置づけを、「様々な課題を持っている『課題先進国』である」という立場から考えます。
また、このほかにも東大TVにはSDGsに関連する動画がたくさんあります。
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