第138回(2024年春季)東京大学公開講座「制約と創造」
2024年度開講

第138回(2024年春季)東京大学公開講座「制約と創造」

宇宙研究における制約がもたらす創造
大内 正己

動画

01:00 自己紹介
05:00 宇宙を含めた「科学」について
06:55 アルキメデスの原理
09:11 アルキメデスの原理、発見の経緯
14:16 制約と発見、私たちの宇宙研究
17:47 JWSTの動画
21:00 JWSTで探る宇宙初期
26:07 宇宙マイクロ波背景放射の例
32:17 人が課す制約を取り払った宇宙研究
33:21 ヒミコ発見の経緯
37:36 ヒミコの発見と制約
41:15 研究者がすべきこと
42:25 まとめ

科学研究において、制約がもたらす創造の例は枚挙に暇がありません。アルキメデスの原理は、壊してはいけないという制約のもと、王冠が純金製かどうかを調べる中で発見されました。一方で、ビッグバンの証拠となる宇宙背景放射は、無駄とも思えるマイクロ波検出装置に現れた「雑音」を探求することで発見されました。本講義では、我々が経験した宇宙研究、さらには科学史に残る宇宙研究における制約と創造を紹介するとともに、人が無意識で決めている制約について議論します。

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運営・著作権処理・映像編集:東京大学 大学総合教育研究センター

講師紹介
東京大学 宇宙線研究所 / 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。

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