2020年度開講
東京大学経済学図書館創設120年、アダム・スミス文庫寄贈100年:記念オンライン講演会『知の継承(バトン)』
講演3:私のスミス研究と東京大学経済学図書館のアダム・スミス文庫
高 哲男
動画
私のアダム・スミス研究は、1990 年頃の『国富論』第一編地代論に始まる。そこで気づいたことは、スミスの科学方法論としては「天文学史」よりも、モノにならなかったと回想した『国富論』執筆中の「生物学」の研究のほうがむしろ大きい、ということであった。幸運なことに、スミスが利用した Linne の SYSTEMA NATURAE と Buffon の HISTOIRE NATURELLE が東大のスミス文庫に含まれており、2006 年以降それ以外のものも利用しながら研究を進められた。その成果と顛末の一部を、この機会に少し紹介したい。
★あなたのシェアが、ほかの誰かの学びに繋がるかもしれません。
お気に入りの講義・講演があればSNSなどでシェアをお願いします。
講師紹介