東京カレッジ講演会
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未来の「世界」を考えよう
ITに代表される科学技術が飛躍的に発展し、政治、経済、文化、環境など多くの側面でグローバル化が急速に進行しています。この激動の時代に、私たちが時宜にかなった判断を下し適切に行動するためには、従来の知の体系や枠組みだけにとらわれず、新たな視点から人間とその社会の動きや特徴を注意深く見つめ、理解し直すことが必要です。
今日、歴史学、宗教学、哲学、文学といった人間とその社会を理解するための基礎的な学問分野において、「世界」という視点に立つ研究が目立つようになってきた理由の一つは、そこにあります。しかし、同じように「世界」を意識しながらも、これらの学問分野の垣根を越えた交流はまだ十分とは言えず、結果として、新たな知の体系の構築という段階には達していないようにみえます。
これらの学問分野において、「世界」とは何を意味し、「世界」の観点に立って研究を進めることにはどのような意義があるのでしょう。「世界」を枠組みとして用いることによって、何が明らかになり、何が問題となるのでしょう。このシンポジウムでは、それぞれの学問分野で「世界」について真剣に考えている日本の研究者の間で、これらの重要な問いについて意見交換を行い、共同研究の可能性を探ります。これはこの後に開催される予定の外国人研究者を交えたシンポジウムのための予備的作業でもあります。
★ 東京カレッジ: https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/ja/index.html
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