Social ICT for Health Innovation
Held on 2013

Social ICT for Health Innovation

ディスカッション
Takeo Igarashi, Norihiro Hagita, Junichi Eguchi, Junichi Taki, Haruhiko Shimoyama

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うつ病をはじめとする"心の問題"を解決する方法として 「認知行動療法」 の有効性が多くのエビデンスによって実証されてきています。私たちは、認知行動療法と最新の情報通信技術(ソーシャルICT)の融合によって、心の健康にイノベーションをもたらすことを目的とする 「心いき」東大プロジェクト を立ち上げました。本プロジェクトでは、病理の治療ではなく、" 生きる力 "を育むという価値創造を基盤とし、心の健康全般に関する支援サービスをICT関連産業として創出することも目指しております。

本プロジェクトの制作物として、既にICTを活用した認知行動療法のサイトやアプリを開発しております。シンポジウムでは、そのような制作 物の紹介をいたします。ソーシャルICT の活用によって、ユーザーが自発的に、しかも低コストで自らの課題解決に取組むことが可能となります。また、本システムの情報蓄積を心の健康に関するビッ グデータとして解析し、システム改善に利活用する道も開けます。

私たちは、このような活動を単に大学内の研究活動に止めずに、広く産業界の皆様にも協力を仰ぎ、幅広い社会的資源を結集して問題解決に取り組むコン ソーシアムの設立を決意しました。また、日本の誇るICT技術やゲーム関連産業の最新技術を組み込むことで、諸外国に輸出できる新たなサービス産業を興す ことも目指しております。

本シンポジウムでは、このようなコンソーシアムの創設を含む企画として、「心いき」東大プロジェクトのビジョンを説明するとともに関連領域の皆様からご意見をいただき、さらなる発展の機会としたいと思っております。

講師紹介
情報理工学系研究科  教授
※所属・役職は登壇当時のものです。
ATR  社会メディア総合研究所長
※所属・役職は登壇当時のものです。
経済産業省  情報処理振興課 課長
※所属・役職は登壇当時のものです。
日本経済新聞社
※所属・役職は登壇当時のものです。
教育学研究科  教授
※所属・役職は登壇当時のものです。

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