2006年度開講
東京大学公開講座「水」
安全な水:国際保健の現場における知識と知恵の利用
神馬 征峰
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途上国に住む約11億人の人々が、いまだに「安全な水」を利用できずにいる。では安全な水とは何かというと、その定義は意外と難しい。かつては下痢等の感染症に罹らなければ安全な水と理解されてきた。しかし、バングラディシュなどでは、「下痢にならないから」安全と思われていた水がヒ素に汚染され、多大な健康被害がもたらされてしまった。安全な水の確保のために、国際保健の現場で培われてきた知識と知恵の一端を紹介したい。
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