東京大学公開講座「力<チカラ>」
2006年度開講

東京大学公開講座「力<チカラ>」

冗長な筋骨格系が発揮する力
野崎 大地

動画

我々の筋骨格系は、一つの関節を複数の筋が跨いでいるという特徴を持っています。この一見どうということのない特徴も、筋の出力を制御する側、脳からみれば大きな問題です。関節で出力されたある量の力(トルク)に対する各筋の貢献度は一意的に決まらず、可能性としては無限通りのパターンが存在するからです。二つの関節を同時に跨ぐ二関節筋の存在を切り口として、こうした「冗長性」の下、唯一のパターンが選択される機序に迫りたいと思います。

講師紹介
総合文化研究科
※所属・役職は登壇当時のものです。

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