2006年度開講
東京大学公開講座「グローバリゼイション」
ヒトと動物の共通感染症の流行とグローバリゼイション
吉川 泰弘
動画
世界貿易機構の自由貿易拡大路線は家畜・穀物だけでなくペットや野生動物の輸出入にも影響している。我が国には世界各地から食品のみならず種々の動物が輸入されており、ヒトと動物の共通感染症の侵入する危険性が指摘されてきた。BSE、O-157、トリインフルエンザのように侵入を受けた例もあるし、狂犬病、ペスト、サル痘など、いつ侵入されてもおかしくなかった例もある。感染症拡大の背景、人類への警告、制圧の筋道、今後の課題等について述べる。
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