東京大学公開講座「人口」
2006年度開講

東京大学公開講座「人口」

遺伝子レベルからみた生物集団と適応
岸野 洋久

動画

生物集団の大きさを測ることは、意外と難しい。船を走らせてクジラを調査し、飛行機を飛ばしてマグロを調査する。こうした調査ができない集団も数多くある。遺伝子を比較して、遺伝子の近さと変化のスピードを測ることにより、集団の大きさと適応の様子を推し量ることができる。ウイルス集団が宿主に適応する姿や、蚊の集団が氷河期の終わりに膨張する様子が、浮き彫りになる。数千年の農耕の歴史で育種選抜された、「役に立つ」遺伝子が見えてくる。

キーワード:数を数える 多様性 クジラの数 ハマダラカの生態調査 エイズウイルスの多様性 トウモロコシの多様度 農学

講師紹介
農学生命科学研究科
※所属・役職は登壇当時のものです。

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